クロマツプロジェクトの思い

間伐材を庭で使い、安全を未来へつなぐ

クロマツプロジェクトのメンバーで「庭をつくる係」の友人が三島に山を持っている。この山はスギ、ヒノキの二次林が急斜面に多く植えられており、下草も少なく山の状態としてはあまりよくない。2016年から自然を再生させようと、間伐したり、田んぼをつくったりと色々な活動を行ってきた。

そんな山で2020年の熱海土砂崩れと同時刻にここでも土砂崩れがおこった。写真では伝わりにくいが10mほどの高さの土が削られた様は恐怖でしかない。人がいなかったのが不幸中の幸いであるが、報道されていない土砂崩れの件数はたくさんあるとはずだ。

 

20m近くの木々が倒れ、流さた光景は恐ろしい。ここは二次林と自然林の境目にあたるところであり少しくぼんでいたため、大雨で水を留めることができなくなった大地が、その数千トンの土を吐き出したのだ。岩盤がむき出しになった跡地はどのように自然が回復していくのか観察していく事にした。山の水下の方の地形をよく観察していると同じ地形が2つある。たぶん過去に同じように耐えられなくなった大地が放出した土砂の後だろう。歴史は繰り返される。。。が山の状態を健全な状態に少しづつ変えて行けたならば、未来は変わるかもしれない。

庭をつくる事で二次林を健全な山へと戻していこうと思う。

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